ソウタのひぐらし

三日坊主の母に代わり、ソウタが綴る日々の記録。


たぶん晴れ

今日は別段、何かが起きるわけでもなく。兄者はと言えば、母を足掛かりにサイドテーブルに乗り上げたり、私のお腹にドスンと乗って叱られたりと、いつも通り騒がしく。母はと言えば、ふんづまり気味の私がグジグジと泣き続けるので、授乳に明け暮れ「何もできない」などとぼやく、概ねいつも通りの日常でした。夜は夜で、寝ては起きを繰り返しグジグジする私に、ミルクでウンコを押し出そうと台所に母が消え、気配で目覚めた兄者が泣き、打ち消すように私が泣き、悲鳴、悲鳴、と、阿鼻叫喚。人生経験の少ない我々にとって母の突然の不在は、それ程までに耐えがたい苦痛なのでした。