ソウタのひぐらし

三日坊主の母に代わり、ソウタが綴る日々の記録。


晴れ

母は、お風呂のたびに、私に色々な日本語を教えてくれます。というのも、母はその昔、“人間の脳内メモリには限界が有り、覚えた分だけ過去の記憶は押し出される。よって、なるべく無用な情報で脳を満たしてはならない”という持論を持っていたらしく、同級生の名前をも、あまり覚えないように気をつけていたそうです。(ある時期までは、コスパ至上主義で、言葉を発する毎にかかるカロリーを軽減することを閃き、1日無言を貫いていたこともあるとか。)後に、脳内シナプスの話を耳にし、“脳は記憶する程に強化される”という事実を知って、愕然としたそうです。なので、私には同じ過ちを犯して欲しくないのだとか。他にも、“母が息子に伝えて教訓にして欲しい人生のウッカリ失敗談”が数個あるそうです。覚えられるかな。